お金持ちとは?
皆さんにとって”お金持ち”とはなにですか?
お金をたくさん持っている人?
結論から言ってそれはお金持ちではありません
では仮に1億円をもらえたらどうでしょう?お金持ちになったと勘違いして使ってしまうのではないでしょうか?高級ブランドや高級車、食事が豪華になったり飲みに行く回数が増えたり。仕事を辞める人もいるかもしれません。
それではせっかく貰えた1億円もみるみる無くなっていき結局貧乏に、しまいには生活水準を下げれなくなり低迷するかもしれません。宝くじに当たった人が典型的な例ですね。
ではどんな人がお金持ちなのか?それは
『お金の増やし方を知っている者』
仮にいくらお金をもらったとしても、お金の増やし方を知らなければ減る一方でいずれ無くなってしまいます。
これは紀元前に金融で栄えたバビロニア、その時代から変わることのないお金の本質です。そしてそのお金の本質こそが
『黄金に愛される7つの道具』
『お金と幸せを生み出す五つの黄金法則』
これらの知識を得て行動に移す事です。
そうすればこれを見ているあなたも着実とお金持ちに近づけるはずです。
参考本
この記事では、『バビロン大富豪の教え』を参考に紹介しています。
本書は1926年にアメリカで出版された「The Richest Man In Babylon(バビロン一のお金持ち)」を翻訳、脚本、漫画化している者で、読書が苦手な方でも漫画で分かりやすく、楽しく読める本となっています。
古代バビロニアを舞台に、お金の原理原則が学べるこの物語は、資産家や銀行員たちに読まれ、瞬く間にベストセラーになり、100年たった今でも多くの方に読まれています。
現在に出版されているお金に関する書籍の原点とも言うべき本でもあります。
そんな本が日本語に翻訳され漫画化されている為、誰にでも分かりやすく学べる本となっています。
この本を参考に『黄金(お金)に愛される7つの道具』『お金と幸せを生み出す五つの黄金法則』について学びましょう。
黄金(お金)に愛される7つの道具
これから無人島で生活しようとする人に魚を分け与えても意味はありません。いくら魚を与えても食べ尽くせば餓死してしまいます。
必要なのは、「魚の釣り方を教える事」。
お金も同じです。
いくらお金を与えようとそれに価値はありません。必要なのは、「お金を手に入れる方法を知る事」。今すぐにお金を手に入れることは出来ません。ですがその知識はいずれ大きな資産となります。
その知識こそが『黄金(お金)に愛される7つの道具』です。
ここでは、道具=教え と覚えておきましょう。
【第一の道具】 収入の十分の一を貯金せよ
まず、お金持ちになるための最初の入り口は『収入の十分の一を貯金せよ』。
収入の十分の一を貯金すれば確実にお金は増えていきます。逆にこれすら出来ない人はお金持ちへの道は遠のくでしょう。
⚪︎収入の十分の一を貯金するとどれくらい貯まるのか
サラリーマンの生涯年収は平均で約3億円と言われています。平均的な職業についている方が収入の十分の一を貯蓄にまわせば、定年までに約3000万円貯める事が出来ます。夫婦共働きだと約6000万円です。それだけの破壊力があるのです。
また、その6000万円を投資で年利3%で運用できると資産は1億円を超えるのです。貯金する理由で最も多いのが「老後の生活資金の為」。十分の一を貯金するだけで豊かな老後生活を送れる事になるでしょう。
【第二の道具】欲望に優先順位をつけよ
人は皆、それぞれ違う仕事をしており、収入も違います。生活にかかるお金もバラバラ、、
なのになぜお金に困っている人は数多くいるのか。
どういう事か、それはどれだけお金があろうが結果的に全ての人がお金に不足を感じているという事です。
人間の欲望というのはお金を使おうが際限なく溢れ出るものなのです。
だから、収入が良い人も悪い人もお金に困っている人がいるのです。
ならばどうするのか、
収入の十分の一を貯金にまわし、残りの十分の九で叶えられない欲望を諦めるのです。
「願いは叶わない、身の程を諦めろ」と言っている訳ではありません。
十分の九しか使わないと決めれば自分に本当に必要なものが何か考えるようになるはずです。優先順位の低い欲望は切り捨てましょう。生活水準はたいして変わりません。
そうすれば一番やりたいことのためにお金を使えるようになります。
【第三の道具】貯めた金に働かせよ
財産と言われると何を思い浮かべますか?
多くの人は金銭、貴金属、土地や不動産を思い浮かべるでしょう。確かにそれらは貴重な財産です。ですがこの本ではそうとは言いません。
金を持っている事が財産ではない、「定期的に金が入ってくる仕組み」こそ本物の財産なのです。
現在でいう、投資での配当金や不動産所得がこれに当たります。投資をしてお金に働いてもらい、定期的にお金が入る仕組みを作る。これが”貯えた金に働かせよ”です。
ただし、なんでも投資すればいい訳ではありません。しっかりと知識を身につけ、良い投資先に投資してお金に働いてもらうのです。
【第四の道具】危険や天敵から金を堅守せよ
お金というものは不意に無くなってしまう危険を持っています。ではどうしたら危険を無くせるのか。
原則として「元金を守る事」
ある程度お金が貯まってくると儲け話にのりたくなってきます。しかし、大きく儲けようとして有り金を全て差し出すのは愚か者のする事です。
そしてもう一つが「必ずその道に長けた人に相談すること」
例えば、あなたにある人物が儲け話を持ってきたとしましょう。あなたはきっとその儲け話について考えるはずです。ですが自分の感覚に頼ってはいけません。
必ず、その道に長けた人に相談しましょう。彼らの忠告は時に儲け話以上の価値があります。
しかも彼らの多くは強力的でタダでアドバイスしてくれる人も多いですよ。
【第五の道具】より良きところに住め
ただ安くて広い借家に住めばいいと思っている方は多いですよね。
家というのはただ住むだけのものではありません。「庭で遊ぶ子供達」「妻が育てたイチジクやブドウ」「仕事場までの距離」
住居は幸せな生活と密接に関わっており、その幸せは貯金を増やすモチベーションとなります。
住居への支払いは心を豊かにする投資と言えるのです。
【第六の道具】今日から未来の生活に備えよ
お金の不安、その多くが「将来への不安」です。
その不安への対策が『今日から未来の生活に備えよ』です。
毎月少しずつでもお金を積み立てれば、老人になって動けなくなった自分や、自分が死んだ後の家族に貯えを残す事が出来ます。
余談ですが、この時代では「将来の安心を売る商売」が始まるだろうと言われていました。
まさに現代の保険がこれに当てはまります。保険の原点はこの時代からあったのかもしれません。
【第七の道具】自分こそを最大の資本とせよ
富を得る者とそうでない者。その境界線には壁があります。その壁が何か分かりますか?
持つ者と持たざる者?貧乏人は持たざる者だからお金持ちにはなれない?
違います。ここまで読まれた方は第一から第六の道具を得る事が出来ています。ですが知識というのは得るだけでは意味がありません。
その境界を分つ壁は
『動いた者とそうでない者』
勝利の女神は行動した人間にこそ微笑みます。これこそが黄金に愛される七つの道具の最後の一つ
”自分こそを最大の資本にせよ”
これらの知識を得て行動に移せる人には、自然とお金から寄ってくるようになるのです。
お金と幸せを生み出す五つの黄金法則
この本では、主人公のバンシルが「バビロン一の大富豪」アルカドに大富豪になる方法を教わり、貧乏人から大富豪になる物語です。
バンシルはアルカドに学びの殿堂にて七つの道具について教わります。
そしてアルカドはバンシルに試練を出します。
これらの試練を受けバンシルは旅に出るのですが、その知恵の袋こそが
”お金と幸せを生み出す五つの黄金法則”
なんです。
この黄金法則は、先程紹介した”七つの道具”をさらに昇華させた『真理』となります。
最後にこの黄金法則を紹介します。
まとめ
今回紹介した『黄金(お金)に愛される7つの道具』『お金と幸せを生み出す五つの黄金法則』はお金と幸せを生み出す為に必要な事で、紀元前から変わらないお金の本質です。
この本では、これらの知識をバンシルの物語にそって学ぶ事が出来ます。漫画でわかりやすく誰でも読みやすい内容となっています。
お金持ちは「たくさんお金を持っている者」では無く「お金の増やし方を知っている者」という事が良くわかります。
ですがこれらの知識を得ても行動しないと壁は払われません。まずは行動することから始めましょう。
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